ロシア語の綴りに関する規則

ロシア語には、綴りに関する規則が二つある。これを知らないと形容詞や格変化の学習に重大な支障をきたす。

1 正書法の規則

г, к, х, ж, ч, ш, щ の直後
я, ю, ы はそれぞれ
а, у, и に置き換わる


сидеть (座っている) 歯音変化
語幹
сид-
歯音変化なので、一人称単数形ではд→жの置き換えが起こる。
それに一人称単数の語尾-юをつければ一人称単数形は
сижю
となりそうであるが、正書法の規則からжの直後のюはуに置き換えられる。
よって、最終的に一人称単数形は
сижу
となる。

2 綴りとアクセントの規則

ж, ч, ш, щ 及びц の直後のアクセントのないоはеに置き換わる
この規則は上述の正書法の規則ほど使う頻度は高くないが、形容詞の理解には不可欠である。